ガスコンロ設置・交換工事

【こんなお悩みありませんか?】
  • 火が付きにくい
  • ガス代が気になる
  • 火の付き方燃え方がおかしい

ガスコンロの寿命は3~5年といわれます。火が付きにくい、火の色や燃え方がおかしいなどの不調が目立ち始めましたら、完全に使えなくなる前に正直屋 直方店にご相談ください。

ガスコンロ設置・交換工事を検討する目安・注意点について詳しく解説!

ガスコンロを長年使っていると、毎日使うものだけに、不調や劣化が目立つようになった際に、とても気になってしまうものです。

しかし、近年はビルトイン式ガスコンロの家庭も増え、設置・交換工事の費用も高くなる傾向にあり、今本当に必要か悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、ガスコンロの設置・交換工事を検討する目安や注意点について詳しく解説します。

1. ガスコンロ設置・交換工事を検討する目安とは?

ガスコンロの設置・交換工事を検討する際には、使用期間や経年劣化のサインを目安にして検討するとよいでしょう。

1-1. ガスコンロの使用期間

ガスコンロの寿命は使用環境によっても変わりますが、概ね10年とされています。
なぜなら、ガスコンロは、「設計上の標準使用期間」が10年と定められているからです。この設計上の標準使用期間とは、製品ごとに設定された標準的な使用条件且つ適切な取扱いで使用し、適切な維持管理が行われている場合の、安全に支障なく使用できる期間のことです。
期間の算出は、一般社団法人日本ガス石油機器工業会のガイドラインを基に算出されています。ご自宅のガスコンロの製造年月を確認して、10年を過ぎていたら、点検や交換を検討しましょう。製造年月は、品名コードなどの機器情報が記載された銘板ラベルで確認できます。

1-2. ガスコンロの経年劣化のサイン

ガスコンロを使っていて、以下のような状態が見受けられたら、それは経年劣化のサインです。
すでに機器の使用期間が長期間になっているような場合は、交換の検討をしましょう。

  • 赤い炎が出る
  • 焦げ臭いにおいやガス臭いにおいがする
  • 火がつきにくい
  • ボタンやキーの操作が不安定

2. ガスコンロ設置・交換工事の際の注意点とは?

ガスコンロの設置・交換工事を行う際に、最も注意しなければならないのは、自宅に供給されているガスの種類です。

なぜなら、ガスの種類によって使用できるガスコンロの機器が違うからです。詳細について以下に詳しく解説します。

2-1. ガスの種類

一般の家庭に供給されるガスの種類は、大きく別けて都市ガスとLPガスの2つがあるのです。

さらに都市ガスは、細かく分けると7グループ(13A・12A・6A・5C・L1・L2・L3)に分けられます。この都市ガスのグループの数字は、ガスの発熱量、アルファベットは燃焼速度を表していますが、現状は13Aか12Aが主な規格となっています。都市ガスとLPガスの主な違いは以下の表にまとめた通りです。

都市ガス LPガス
原料 メタンを主成分とする天然ガス・液化天然ガス(LNG) プロパン・ブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG)
原料の特徴・性質 ・無色無臭(ガス漏れに気づくよう敢えて臭いを付けてある) ・天然ガスは-162度まで冷やすと液体になり体積が1/600になる ・空気より軽い ・無色無臭(ガス漏れに気づくよう敢えて臭いを付けてある) ・-42度まで冷やすと液体になり体積が1/250になる ・空気より重い ・都市ガスと同じ体積で2倍以上の熱を出せるが、家庭用のガス機器では火力は都市ガスと同じ
供給方法 地中のガス管を通じて供給 LPガスが入ったボンベを事業者が配送
2-2. ガスの種類に適合しないガスコンロを使った場合の危険性について

もしも、ガスの種類に適合していない間違ったガスコンロを使ってしまうと、不完全燃焼を起こし一酸化中毒の恐れがあります。

また、異常点火で炎が大きくなり火傷を負ったり、機器が故障したりしてしまう危険性もあります。ガスコンロの設置・交換工事の際には、供給されているガスの種類と器具が一致しているか、必ず確認するようにしましょう。ガスコンロの銘板には、適合するガスの種類が記載されていますので、そこでも確認できます。なお、間違えて使用した場合の具体的な現象として、下記のような状態が見られた場合は、直ちに使用を中止して確認をするようにしてください。

<都市ガス用の機器にLPガスを供給した場合>

  • 炎の先端が赤い炎で燃える
  • 鍋底にススが付く

<LPガス用の機器に都市ガスを供給した場>

  • 点火時に部分的にしか炎が出ない
  • 炎が弱いく
  • 片側のみしか点火しない

3. 都市ガスとLPガスの普及状況やガス事業者の概況について

ガスを家庭や産業などに供給する事業には、二通りあるのです。具体的に、「ガス事業法」の対象となる一般ガス事業および簡易ガス事業と、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(液化石油ガス法)」の対象となるLPガス販売事業です。一般ガス事業は、いわゆる都市ガスのことを指します。古いデータにはなりますが、2012年の経済産業省による調査データによると、その販売比率は以下の通りです。

  • 一般ガス事業 : 65.0%
  • 簡易ガス事業 : 0.7%
  • LPガス販売事業 : 34.3%

上記の通り販売量では一般ガス事業が大半を占めています。しかし、需要家数では一般ガス事業が約2900万件に対して、LPガス販売事業が約2400万件と拮抗しています。需要家数のデータには、工業用や商業用等も含まれますが、いずれにしてもLPガスの家庭もまだまだ多いことが分かるでしょう。

3-1. 一般ガス事業者

ガス事業法は、1954年にガス利用者の利益の保護、ガス事業者の健全な発達と公共の安全や公害の防止を図ることが目的に公布されました。事業者の数としては、全国に約200あり、そのうち大手3社と言われる東京ガス・大阪ガス・東邦ガスで全国の販売量の約7割以上を占めています。

3-2. LPガス販売事業者

液化石油ガス法は、1967年に液化石油ガスによる災害防止と適正な取引および公共の福祉増進を目的として公布されました。事業者の数としては全国に約16000ありますが、2013年には約21000あったところから、10年間で約1/4減少したことになり、減少傾向が続いています。

4.まとめ

ガスコンロは寿命が10年とされています。使用期間が長期になっていて、経年劣化のサインが見られた場合は、交換工事を検討するようにしましょう。なお、家庭に供給されるガスの種類には、都市ガスとLPガスがあり、それぞれ使えるガスコンロの機器が違いますので注意が必要です。誤ってガスの種類と一致しない器具を使用してしまうと、一酸化中毒などの事故につながる危険性もありますので、かならず確認するようにしましょう。 福岡県直方市にあります「株式会社九翔」では、ガスコンロ設置・交換工事を承っております。専門の職人による施工と、施工後の10年間無料工事保証で、皆様に安心して工事をお任せいただいておりますので、ガスコンロの設置・交換をご検討の際はぜひご相談ください。